『大アジア周遊記』 新風舎 ¥2,200 + 税

2005年 全361ページ

 

第一章:「友を訪ねて(中国北部・韓国編)」

第二章:「文化の森に迷う(マレーシア・ブルネイ・シンガポール編)」

第三章:「感激と失望のはざまで(インド編)」

 

このHPを見て下さった方には特価(¥1,200)にて販売致します(送料はご負担下さい)。ご氏名・送付先・部数を明記の上、まずはメール下さい。


←メールはこちら


僕はアジアを旅する時に必ず旅の手記を記し、帰国後にA4の原稿で簡易製本して小冊子を作ることを習慣としています。

きっかけは海外初デビューのソ連領中央アジア。社会主義システムが現役だった当時、買い物をするだけでも伝票を手に長時間行列することを余儀なくされたため、思うように土産を買うことができませんでした。そこで旅の体験談を小冊子にし、それを土産にしようとしたのが始まりです。今は全アジア文化圏64カ国・地域を全て網羅した旅行記完成に挑戦中。

中央アジアの旅行記を記した当時(16歳)から16年が経った2005年、これを一つの区切りとし、これまで作成した旅行記10編中3編を選び、正式出版という形で途中報告する運びとなりました。

抜粋した3部作は僕が中国北京に留学していた当時知り合った各国友人を訪ねた旅が中心となっています。

第一章:「友を訪ねて」

北京留学中に知り合った韓国の友人達を訪ねる旅。内蒙古の草原から北京、天津へ向かう道中で起こる数々の障壁を乗り越え、船で韓国へと渡る。船の中で出会った人々、韓国で待つ友人達との交流を通して初めて見る韓国、これまで住んでいた中国、そして自分の国日本のことを当時二十歳の感性で考える。

第二章:「文化の森に迷う」

同じく北京留学で知り合った友人を訪ねマレーシアへ。裕福な彼等の家庭に滞在しながら同国、そして隣国のブルネイ、シンガポールを行く。一人一人がいくつもの言語を使い分けるなどして多民族が共存し合っているこれら国々の環境に触れて、感激したり戸惑ったりする。日本とも中国とも違う空気を体当たりで感じ取り、やがてその世界で楽しむ術を覚えていく。

 

第三章:「感激と失望のはざまで」

高校時代からの文通友達スクリティを訪ねて、一人インドへ旅立つ。南インドの彼女の家や北インドにある彼女の親類の家での滞在を通し、将来の目標のためにひたすら奮闘する彼女の姿や、それを支える家族達の愛情に対するこの上無い感激と、道中現れる心貧しき者達への怒りと失望が繰り返される中、あらゆる両極端が混在する国インドに心を乱されながらも魅せられていく。